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  • 2022/04/09|
  • 賃貸住宅の契約までの流れと気を付けた方が良いこと

年度初め、新入学のシーズンは、初めて賃貸契約を行う人も多いことでしょう。初めて賃貸住宅を借りようとする場合、「まず何から始めればいいの?」と、戸惑う方もいらっしゃるかもしれません。

そこで今回は「賃貸住宅を借りよう!」と思い立ってから契約までの一般的な流れを5つのSTEPで紹介します。

  •   STEP1:希望条件の洗い出しから情報収集
  •   STEP2:お問い合わせから費用の確認
  •   STEP3:申込みから審査結果の連絡
  •   STEP4:重要事項の説明と契約
  •   STEP5:公共料金の名義変更と鍵の受取り

STEPごとに「気を付けた方が良いこと」と合わせて解説をするので、初めての方は参考にしてください。

 

STEP1:希望条件の洗い出しから情報収集

 

最初に希望条件の洗い出しを開始しましょう。次に希望の条件からインターネットなどを利用して情報収集を行います。主な希望条件は次を参考にしましょう。

  •   住みたいエリア
  •   駅までの距離
  •   設備(バストイレ別や2階以上など)
  •   構造(マンション、アパート、戸建てなど)

条件を洗い出したら、インターネットもしくは住みたい地域の不動産会社などで希望条件にチェックを入れ検索します。するといろいろな物件が表示されるので、自分が希望する賃貸の相場を確認してください。

<気を付けた方が良いこと>

 残念ながら賃貸ですべての希望を満たそうとすると、予想以上の家賃になってしまうことが多いかもしれません。条件を緩和していくと希望の物件が見えてきます。賃貸住宅での希望は、譲れない条件を2つぐらいに絞るのがおすすめです。

 

STEP2:お問い合わせから費用の確認

 

STEP2では問い合わせをして物件の見学をした後、初期費用の確認をします。

インターネットで気になる物件を見つけたら、不動産会社や仲介業者に空室確認の問い合わせをして物件の見学予定を組みましょう。

予約をした不動産会社や仲介業者に行くと、条件を聞かれた後に別の物件も紹介をしてくれます。良い物件があれば、一緒に内見をしましょう。

 <気を付けた方が良いこと>

内見は1物件だけに絞らず、できれば2、3物件程度は内見をしておきましょう。渡された図面だけでの判断は難しいため、実際に周囲や内装を見ることでイメージを掴むことができるでしょう。

また、初期費用が提示されたとき細部まで確認をしましょう。契約する物件や、不動産会社ごとに初期費用の項目が違うこともあります。さらに、事前に更新時に必要となる費用も確認しておくといいでしょう。不明な点があれば質問をしてください。

 

STEP3:申込みから審査結果の連絡

 

賃貸住宅が決まったら申込用紙に記入をし、免許証などの個人情報のコピーを渡します。申込用紙が管理会社に渡ったら審査のスタートです。後日、保証会社や管理会社から契約者と緊急連絡先(または連帯保証人)に確認の電話が入ります。

保証会社の審査、オーナー様の審査の承認を受け、審査は完了します。

そして、管理会社から契約者様へ審査結果の連絡が入りますので、その連絡を待ちましょう。

また、審査がOKとなった場合、賃料発生日を確定する必要がありますので、事前に考えておきましょう。

<気を付けた方が良いこと>

申込用紙の内容は、契約者と緊急連絡先(または連帯保証人)の身上に関することを記入します。この申込用紙の全ての内容を記載しないと物件を抑えることができない場合がありますので、早急に対応しなければなりません。

記入しなければならない内容として、契約者本人は勤務先の住所・連絡先、及び、年収や勤続年数等、そして、緊急連絡先の方の住所・連絡先、生年月日等、さらに連帯保証人の場合になると、保証人の勤務先の住所・連絡先、及び、年収や勤続年数等も必要になります。

せっかく、賃貸物件を選定したにもかかわらず、申込用紙の必要事項の記載が完了しないと申込手続きが進まないケースがありますので、事前に上記の内容を確認しておくことをおすすめします。

STEP4:重要事項の説明と契約

 

初期費用の支払いは、重要事項の説明に納得をしてから行いましょう。重要事項には賃貸契約の中でも、より重要な内容を抜粋して作成しています。

重要事項説明を行うタイミングは不動産業者によって大きく下記2つに分かれます。

タイミング1として、物件を申込した際にすぐに重要事項説明を行う。

タイミング2として、物件を申込した後、1週間程度の時間をあけて、重要事項と契約業務を合わせ行う。

注意しなければならないことは、重要事項の説明を受け、サインをした後は、不動産業者へ支払う仲介手数料が発生するという点です。

特にお部屋をご覧になって、そのまま申込をして、その流れで同日に不動産業者から重要事項説明を求められた場合にはよくお考えになって対応してください。

ちなみに相模原市近辺の不動産業者では、お部屋をご覧になって、申込をした後、1週間程度で重要事項と契約業務を合わせ行うケースが多いのではないかとは思います。当社もそのスタイルとなります。

〈気を付けた方が良いこと〉

 お部屋の申込後、重要事項の説明を受けるまでは、何らかの理由により申込をキャンセルしても金銭面においてペナルティーはありませんが、重要事項の説明後は、金銭面において問題が発生するという点を留意しましょう。

また、契約時には東京都の物件の場合は、必ず「賃貸紛争防止条例」という、退去時の原状回復に関するルールが記載された書面が義務化されていますが、その他の地域でも同様な内容の説明書類があると思います。

退去時の修繕に関するトラブルを未然に防ぐためには、わからない点があれば質問をし、特約等がある場合は、その内容をしっかりと確認して、納得をしたうえでサインしましょう。

 

STEP5:公共料金の名義変更と鍵の受け取り

 

賃貸物件は重要事項の説明時等に電気・ガス・水道等の契約にあたっての説明があります。ほとんどの物件が個別メーターとなっておりますので、ご自身で契約手続きをしなければなりません。

入居日から使用できるように、その契約手続(名義変更)を事前に行う必要があり、その連絡を怠ると単純に言えば、電気ですと通電されていない状態で電気(照明)が付きませんので、ご注意下さい。

続いて、鍵の受け取り時は、管理をしている不動産業者へ訪問することがほとんどです。

その際、鍵を受け取った証明として、鍵の預かり証に署名・押印をするので、印鑑を忘れずに持参しましょう。そして、受け取った鍵は紛失してしまうと費用がかかるケースがありますので、大切に管理してください。また、退去時の原状回復でのトラブルにならないようにするために、お部屋に荷物を入れる前にまずはお部屋のチェックをすべきです。

〈気を付けた方が良いこと〉

契約日と入居日が同日の場合は、事前に不動産業者へ公共料金の連絡先を確認しましょう。

また、鍵の受け取り後、お部屋に入室したら、まずはお部屋の傷・汚れや設備の不具合等をチェックし、何か気になった点があった場合、すぐに不動産業者へ確認・相談しましょう。

 

まとめ

 

賃貸住宅の契約までの流れと気を付けた方が良いことについて解説をしました。

初めての一人暮らし、初めての賃貸契約、初めてだらけで緊張をする人もいるはずです。不動産会社に行けば、スタッフがサポートをしてくれます。時間をかけて不動産会社に相談をすれば、よりよい物件に出会える可能性が高まります。

初めての賃貸契約は、生活するための大事な知識も得られる、人生において必要な経験ともいえます。賃貸契約の際は、今回の記事も参考にしてみてください。

 

 

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初めての賃貸契約は、不動産のプロに力を借りることも成功への近道です。

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